東京23区で飲食店が激しく密集しているのは? もっとも少ないのは「荒川区」

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それでは新宿区の飲食サービス業の事業所数を更に詳しく見てみよう。

局地的な住所で見る、3位~1位を発表!まずは第3位から。

第3位は西新宿。宿泊業、飲食サービス業の事業所数は1100。

トップ3のエリアは全て1000を超えるという高い値になっている。

西新宿のエリアは、ご覧のように新宿駅の西側を全て包括している。

このエリアは、東京都庁を中心として超高層ビル群が立ち並ぶオフィス街でありながら、ターミナル駅である為、都心に出やすい観光の拠点として利用する客も多い。ゆえにビジネスホテルから、ハイアットリージェンシー東京やヒルトン東京、新宿ワシントンホテル、京王プラザホテルなど一流ホテルはもちろん、カプセルホテルまで数多く立ち並ぶ。彼らの胃を満たすべく、実に多くの飲食店が存在しているのだ。

さらにこの西新宿エリアの中で、ずば抜けて宿泊業、飲食サービス業の事業所数が多いのは、西新宿1丁目。

西新宿は1丁目から8丁目まで存在するが、中でも新宿駅前を完全に包括しているのがこの西新宿1丁目であり、521もの飲食・ホテル事業所がある。

駅直結の京王百貨店、ルミネ新宿、新宿ミロード、小田急百貨店といった大規模な商業施設を含んでおり、これらすべてレストランフロアを持っていることが要因の一つとして挙げられる。

他にも、新宿大ガード手前には思い出横丁があり、昔ながらの酒場が集う。開発が進む新宿駅周辺で昭和を感じる貴重な飲み屋街であり、今なお賑わっている。

さらに、「新宿西口駅の前~♪」で有名なヨドバシカメラ新宿西口店や、ハルクにはビックカメラ、ヤマダ電気やソフマップなど、最近では爆買い中国人が買い物に立ち寄る都内で秋葉原に次ぐ電気街も西新宿1丁目。これらの周辺にも飲食店が数多く立ち並び、マクドナルドやケンタッキー、スターバックスといったインターナショナルなチェーンから、牛丼屋やラーメン屋など日本生まれのチェーンも並ぶ。

今でこそバスタが出来たが、むかしより、新宿駅西口といえば高速バスのターミナルとしても有名だ。外国人観光客のみならず、地方から高速バスを利用する人や迎える人もこのエリアで発着を待つ際に飲食店を利用する人は多いのだろう。

歓楽街な1丁目と宿泊街な2丁目

2位:新宿区歌舞伎町(1147)

第2位は歌舞伎町。宿泊業、飲食サービス業の事業所数は1147。

歌舞伎町の凄いところは、先程の西新宿と比較してもらっても明白だが、その圧倒的に狭い面積の中に1000を超える宿泊業、飲食サービス業の事業所があることだ。

さすがは日本一の観覧街、至る所にびっしりと店が詰まっている。ホストクラブやキャバクラも飲食サービス業にカウントされる点も、歌舞伎町がランクインしたのに一役買っているのであろう。その正確な数を把握するのはかなり難しいが、この数値から見るに「アジア最大の歓楽街」の名に恥じぬ状態であることは間違いない。

歌舞伎町は1丁目と2丁目からなり、それぞれ698と449とどちらも宿泊業、飲食サービス業の事業所数は高い。

西武新宿駅前から、靖国通り沿いにかけてのエリアが歌舞伎町1丁目となっており、その奥から東新宿駅にかけてが歌舞伎町2丁目だ。

歌舞伎町1丁目は、やはり歓楽街としての性格が強い。前述したホストクラブ・キャバクラの他に、カラオケ、漫画喫茶なども飲食サービス業に含まれるのだが、これらも非常に多い。

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