日本のホテルが超好況を素直に喜べない事情 「高い」「予約が取れない」…バブルへの警戒も

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「普段数千円で泊まれる部屋が3倍以上するのは、いくら何でもやりすぎ」「特に大阪のホテルが異常に高すぎる」「会社の旅費規程の価格では、とても泊まれない」「変動幅が大きく、利用者を馬鹿にしている」「地方でも7000円以下の部屋が減ってきている」――。

週刊東洋経済は1月上旬、ビジネスホテルの不満や要望について利用者にアンケートを取った。その結果、多く寄せられたのは価格に対する不満である。価格と同様に、不満が爆発しているのが予約の取りづらさだ。

「駅の近くはどこでも混んでいる」「2カ月前から満室などあり得ない。オンライン予約にキャンセル待ちの仕組みを設けてほしい」

アンケートでは、利用者が「予約が取りにくい」と感じる地域は圧倒的に「東京」「大阪」とする声が多かった。また「予約が取りにくい」と感じる価格帯は、6000円~1万円とする回答が5割を超えた。

外国人だけでなくシニア客も増加

週刊東洋経済2月6日号(1日発売)の特集は「ホテル激烈 30年に一度の活況』です。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。

ビジネスパーソンにとって、高単価や部屋不足への不満が募るビジネスホテル。それは、未曽有の好需要の裏返しでもある。主因はインバウンド(訪日外国人)の増加だ。2015年の訪日外国人は1974万人と過去最高で、2年間で倍増する勢い。今や観光地に行けば、日本語より英語や中国語など、外国語のほうをよく耳にする時代だ。東京や大阪など、主要都市のホテルのロビーでは、スーツケース片手の外国人観光客がずらりと並ぶ。

中でもビジネスホテルの引き合いが強まっている。「最近増えているのは東南アジアからのお客。アジアからのお客は買い物を目的とされる方が多く、ホテルは寝るだけで十分と考える方も多い。そうするとビジネスホテルの居心地がいいようです」(大手ビジネスホテルチェーン担当者)。

インバウンドだけではない。シニア層も動いている。「最近はアクティブに動かれるシニアの方が多く、旅行の際も、宿泊はビジネスホテルでという方が増えている」(同)。

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