30~40代男性諸君の「すね毛」事情に異変あり 脚出しファッションの流行が生んだ美脚意識
当社カスタマー・コミュニケーションズの保有する、日本最大級5000万人規模のID-POS購買履歴データベース「TRUE DATA(R)」でムダ毛処理剤の購買情報を分析したところ(2015年4~8月)、ムダ毛処理剤購入者の約14%が男性であることが判明した。女性カテゴリーの商品と思い込んでいたが、意外なほど男性にも購入されている。
男性もムダ毛に気を使っていた!
今度はTRUE DATAを使って、男性専用のムダ毛処理剤である「メンズボディむだ毛除毛フォームN」の購買データを見たところ、例年6~8月にかけて大きな需要のピークがあることがわかった。肌を露出する機会が増える初夏から盛夏にかけて、世の男性もムダ毛処理に気を使っていたことがわかる。
また、ムダ毛処理剤購入者を年代別に見ると20代がトップ(3.8%)であるものの、実は40代が2位(3.6%)、30代(2.8%)が3位となっており、50代でも1.7%と、ミドル層が広くムダ毛処理剤を購入している。この順位は男性専用商品でも変わらないため、男性のムダ毛処理剤市場は40代が牽引していると言っていいだろう。
はたして40代男性が夏にムダ毛を気にする理由は何なのだろうか。こうしたデリケートな質問をしても誰も正直には答えてくれないため、ここはネットの力を借りることにした。グーグルが提供する「アドワーズ」のキーワードツールを試したところ、「スネ毛」に関連するキーワードとして「短パン」という広告グループが表示された。ショートパンツ派はやはりムダ毛が気になるようだ。
また「フラムクリップ」も類似キーワードとして表示されるため、「短パン」社長が世の男性にショートパンツを開眼させたことは間違いなさそうである。また近ごろ流行っているロードバイクもスネ毛を処理するスポーツだが、こちらは検索量が少ないのか、キーワード候補としてムダ毛は表示されなかった。これらのことから、ムダ毛、つまり男性にとってはスネ毛を気にする理由として、短パンの流行が大きく作用していると思って良いだろう。
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