すね毛を「すきたい」男性たちの心理 「中間処理」に熱視線

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写真:takanot / PIXTA(ピクスタ)
男性のひざ下に異変が起きている。モジャモジャでもツルツルでもない「中間処理」が、お手入れの要諦なのか。

 

都内でプログラマーをしている男性(27)は、化粧水や乳液を愛用する最先端の美容男子。3年ほど前から、体を洗うとき、ひげそり用のカミソリで腕とすねの毛をツルツルにそるのが日課になっている。先輩から「女々しいぞ」と言われても気にしない。「スッキリして気持ちいい」からである。

そる毛の長さを2段階で調整

今夏、すね毛ケアに余念のない男性が増えているらしい。

「男達よ、準備はできているか!?」

そんな文字が躍る東急ハンズ新宿店メンズケア売り場には、すね毛用のワックスシートや除毛パッドなどが並ぶ。「少し前は脱色が主流でしたが、最近はすくタイプの商品が人気です」(売り場担当者)

男性ボディケア用品シリーズ「GB」のボディヘアトリマー(すきカミソリ)は、2000年に売り出したものの廃番になっていたが、リニューアルして今年、再発売した。カミソリの両側に目の粗さの違うくしがついていて、そる毛の長さを2~8ミリ、6~12ミリの2段階で調整できる。

「当初の予定を大幅に上回る大ヒットです」

と説明するのはマンダム商品PR室の下川麻友さんだ。

世の大勢は、モジャモジャは気になるが、ツルツルにも抵抗がある、ということらしい。でも中途半端に“トリミング”するぐらいなら、いっそ全部剃ってしまうか、逆に何もしないほうがいい、という女性の声が聞こえてきますが?

「最近の男の子たちは、さりげなさ、ナチュラルさを求めています。“頑張ってる感”が出てしまうのはNG。もともと毛が薄い、と見られるのが理想。リニューアルにあたっては、そりすぎることのないように、刃の出し方なども工夫しました」

税込み756円というお手頃な価格もあいまって、冒頭の美容男子とは異なる“初心者層”にも人気だという。

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