1日60万円!ランボルギーニ運転教室の正体 あの「ウラカン」で雪道ドリフトに挑んでみた

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もっとも、何度受講しても飽きないのは、それなりの理由があるからだ。初めて参加した内モンゴルでは、ランボルギーニでドリフトをしたというその事実に感激した。2回目の女神湖では、それなりにドリフトをコントロールしている実感があったけれど、終了間際にチーフインストラクターのピーター・ミューラーから聞いたひと言ですっかり振り出しに戻り、「それじゃあ、もう1度!」と運転のスタイルを変えようとしたところで時間切れとなった。

そんな経緯があったから、3度目の今回は、女神湖で積み残しになっていたことをしっかり自分のものにしたいと願っていた。しかも、これまでと違って今回は2日間のコース。私は「ランボを思いどおりに操れるようになってやる!」という強い意気込みを抱いてリビーニョの街を訪れた。

 

女神湖でチーフインストラクターにアドバイスされたひと言とは、「もっと小さなアクションでドリフトを引き出してください」というものだった。ドリフトとは、つまりはタイヤのグリップが失われた状態。

大切なのはコントロールした状態でドリフトを行うこと

乱暴なドライビングでは横滑りしているだけになってしまう

そうさせるには、コーナリング中に乱暴なドライビングをするのがいちばんの近道という考え方もあるけれど、それではただクルマが横滑りしているだけで、下手すればすぐに本格的なスピンモードに陥りかねない。大切なのは、コントロールされた状態でドリフトを行うこと。

たとえば、どこからドリフトさせるのか、どんなラインをたどるのか、どのくらいの角度まで滑らせるのか、いつドリフトを終わらせるのか、ドリフトのあとはどんな態勢を作り出すのか……。それらを思いどおりコントロールできるようになって初めて「ドリフトができる!」といえるのだ。

そして“コントロールされたドリフト”を実現するうえで何よりも大切なのが「小さなアクションでドリフトを引き出す」ことなのである。なぜか?

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