「バツ3弁護士」が辿り着いた、意外な幸せの形

「事実婚」は本当に魅力的な選択肢なのか

――事実婚を選んだことで、困ったことはありましたか?

これまでに「困った!」ということは、ほとんどなかったですね。強いて言えば、住宅探しの時に、大家さんから「籍を入れないのか?」としつこく聞かれたくらいです。 年齢層の高い方には、まだ「法律的な結婚をしていて当たり前」という発想があるのだと思います。

仲介している不動産会社さんが「弁護士さんだし、しっかりとした考えがあるから大丈夫」と説得してくれて、ようやく納得してもらいました。

――事実婚でも、お子さんにデメリットはないのでしょうか?

事実婚カップルの間に子どもが生まれた場合、父親は、自動的に「法律上の父親」にはなれません。そこで「法律上の父親」になるためには、「認知」という手続きが必要になりますが、これは役所に「認知届」を提出することで、完了します。

認知をすれば、法律上も父親となりますから、子どもには相続権も発生します。 名字は、パートナーの姓を選びました。私の感覚的なことですが、母親は妊娠中から、自分のお腹で育ち、生まれてくる我が子に対して、「自分の子ども」という気持ちが芽生えていくものです。

でも、父親は「自分の子ども」だと、なかなか体感できないですよね。つながりを実感し、父親だと自覚を持ってもらうためにも、子どもはパートナーの姓を使うことにしました。

口に出さなければ、不満はなくならない

――4回目の結婚生活だからこそ、結婚生活で気をつけていることはありますか?

嫌な思いを自分の中にためこまないことです。そのために、いいことも悪いことも、思ったことはできるだけ相手に伝えるようにしています。やりたいことも我慢しない。相手にも、思ったことはなんでも言ってもらうようにしています。

過去の結婚生活を振り返ってみると、人に迷惑をかけたり嫌な思いをさせるのが嫌で、自分の不満などをほとんど口に出せませんでした。当たり前のことですが、口に出さなければ、不満がなくなるわけではありません。 結局、我慢の限界に達して「もういい! 離婚だ!」と啖呵をきってしまうのが、私の離婚パターンでした。

私のところに相談にくるご夫婦を見ていても、お互いに不満を抱え続けて関係が破綻してしまっているケースがとても多い。円満な夫婦関係を持続させるには、コミュニケーションがとても重要ですよね。

次ページ離婚をこじらせないために…
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