ハウステンボスはディズニーのマネをしない

澤田秀雄HIS会長に聞く

海外旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)が2010年4月に出資した長崎のテーマパーク、ハウステンボスが元気だ。創業以来18年間営業赤字だったが、HIS傘下で巧みに再建し、11年9月期に黒字化。直近の12年9月期も増益基調を維持している。

ハウステンボス社長も務めるHISの澤田秀雄会長(上写真)は、自身の反省とハウステンボス再建までの苦労談を、12年9月発売の自著『運をつかむ技術』(小学館)で披露している。澤田会長に“ダメ企業再生”の勘所と、HISのビジネスについて聞いた。

2割増収、経費2割削減でたいてい黒字になる

――著書の中で、出資当時のハウステンボスを現在の日本に例えています。

外交や福祉の問題がある国家財政と企業経営は一概に同一視できないが、日本は税収が40兆~50兆円なのに歳出が90兆円あって毎年40兆円くらいの赤字。ハウステンボスもずっと何十億円の赤字でした。

次ページ経費はディズニーの1.6倍
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • 森口将之の自動車デザイン考
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ストロング系チューハイの光と影
ストロング系チューハイの光と影
無神経すぎる人に「ちょっとだけ言い返す」技術
無神経すぎる人に「ちょっとだけ言い返す」技術
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「未来を知る」ための読書案内<br>ベストブック2021

先を見通せない日々が続きますが、本を開けばアフターコロナ時代のヒントがあふれています。本特集では、有識者や経営者、書店員らが推薦した200冊を掲載。推薦数の多い順にランキングしました。あなたにとっての珠玉の1冊を探してみてください。

東洋経済education×ICT