その3 時には弱みを見せて、母性本能に訴えかける
女性には特有の「母性」が備わっています。
「今は大変な状況だ。だからこそ君にお願いがあるんだ」と言われると、女性の母性本能は「私がやらなきゃ」という責任感が引っ張り出されてしまうのです。実際、女性が多く活躍している職場の管理職は、その引き出し方が上手です。
男性は、女性部下にとって「365日男気のある、完璧な上司でなければ」と思う方が多いようなのですが、「男」を見せるのは「ここぞ」というときだけで良いかもしれません。
それよりも「君がいてくれないと困るんだよ」と、ちょっとだけ弱さを時には吐露した方が、「しょうがないな」「私がやらなきゃダメだな」と強烈な責任感が生まれる可能性が大きいのです。
女性の「私がやらなきゃ」という自燃パワーはチームにとって無敵な武器と化すのです。消費者感覚に根差した新しい価値を生み出し、それがチーム全体の活性化を促して、そのようなチームは最終的に勝つと私は信じています。
今日は「女性部下の力を引き出す方法」について大きく分けて3つのポイントを説明してきましたが、基本的には男性部下の育て方と女性部下の育て方は同じです。ただ、女性特有の性質が存在する以上、その特質を生かした育て方、マネジメントを進めればチームは必ず強くなるのです。
これからこのコラムでは、「チーム力の最大化」に向けて、女性をもっとよく知り、戦力として育てていくための方法を紹介していきたいと思います。
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