男性上司の皆さん、こんな経験ありませんか? 女性部下のパワーを引き出す3つのテクニック

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その3 時には弱みを見せて、母性本能に訴えかける

女性には特有の「母性」が備わっています。

「今は大変な状況だ。だからこそ君にお願いがあるんだ」と言われると、女性の母性本能は「私がやらなきゃ」という責任感が引っ張り出されてしまうのです。実際、女性が多く活躍している職場の管理職は、その引き出し方が上手です。

男性は、女性部下にとって「365日男気のある、完璧な上司でなければ」と思う方が多いようなのですが、「男」を見せるのは「ここぞ」というときだけで良いかもしれません。

それよりも「君がいてくれないと困るんだよ」と、ちょっとだけ弱さを時には吐露した方が、「しょうがないな」「私がやらなきゃダメだな」と強烈な責任感が生まれる可能性が大きいのです。

女性の「私がやらなきゃ」という自燃パワーはチームにとって無敵な武器と化すのです。消費者感覚に根差した新しい価値を生み出し、それがチーム全体の活性化を促して、そのようなチームは最終的に勝つと私は信じています。

今日は「女性部下の力を引き出す方法」について大きく分けて3つのポイントを説明してきましたが、基本的には男性部下の育て方と女性部下の育て方は同じです。ただ、女性特有の性質が存在する以上、その特質を生かした育て方、マネジメントを進めればチームは必ず強くなるのです。

これからこのコラムでは、「チーム力の最大化」に向けて、女性をもっとよく知り、戦力として育てていくための方法を紹介していきたいと思います。

太田 彩子 「営業部女子課」主宰

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おおた あやこ / Ayako Ota

一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事(「営業部女子課」主宰)。早稲田大学卒業後、リクルート・ホットペッパーの企画営業として社内表彰であるMVP制度にて表彰を複数回受ける。その後独立し、ダイバーシティプロジェクトや女性活躍支援に携わり、のべ5万人以上の女性営業を支援してきた。2009年より営業女子のための応援コミュニティ『営業部女子課』を全国で展開し、営業女子の活躍を目的とした勉強会やイベントを開催。NHK「グラン・ジュテ」や日本テレビ「news ZERO」、日経新聞などメディア出演多数。代表著書に『売れる女性の営業力』(日本実業出版社)、『1億売るオンナの8つの習慣』(かんき出版)、『営業女子 働き方の基本がわかる教科書』(プレジデント社)などがある。内閣府特命担当大臣表彰「平成28年度女性のチャレンジ賞」受賞。日本政府主催「WAW!2016」アドバイザー。株式会社ベレフェクト代表取締役。アライドアーキテクツ株式会社社外取締役。太田彩子ブログはこちら。営業部女子課サイトはこちら

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