iPhoneの「i」は、どうして小文字なのか?

1文字で変わるコミュニケーション

iPhoneがもし、「Iphone」だったら?(撮影:風間 仁一郎)
学生時代ずっと国語が赤点だったのに、あの電通にコピーライターとして採用され、今はYahoo!のブランドマネジメント室室長として「言葉」を武器に闘っている内田伸哉氏。
独自の研究で見出したテクニックを『ずるい日本語』(東洋経済新報社)にまとめた筆者に、「誰でも再現可能」な言葉の技術を解説してもらう。
第1回のテーマは「iPhone」。わずか数年で「世界でもっとも有名な言葉」のひとつに躍り出た理由を、コピーライティングの視点から解説する。

 

正しいだけでは伝わらない。国語万年赤点からコピーライターになった著者による、速く、強く、簡単に伝わるテクニック

今や知らない人を探すのが難しいくらい、「iPhone」という単語は私たちの日常に定着しました。iPhoneはなぜここまで広まったのでしょうか。

iPhoneが広まったのは、デザインや性能、ブランドなどを含めた複合的なブランド要素がその理由です。その中でも、「名前(ネーミング)」は重要なコミュニケーション戦略のひとつ。

2007年までは誰の頭にもなかった言葉が、誰もが知っている言葉になったのですから、たいしたものです。今では脳内にiPhoneという言葉がない人を探すほうが難しいでしょう。今日はそんな世界一有名な単語「iPhone」から、コミュニケーションの戦略を盗んでみましょう。

次ページ最初に「iPhone」を見て、何を感じましたか?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 本当は怖い住宅購入
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
トレンドライブラリーAD
人気の動画
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
不祥事続く三菱電機、「言ったもん負け」の特異体質
不祥事続く三菱電機、「言ったもん負け」の特異体質
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT