順調な花王の業績、化粧品の改革が結実

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売上高が計画に届かなかった一方、12年4~9月期の営業利益はほぼ計画線となった。前上期に発生した震災特需がなくなったため、今期は店頭での販売促進活動が復活。同社はもともと大幅な費用増を見込み、減益を予想していた。

期初の会社見通しより若干減益幅が小さかった背景には、化粧品事業の貢献がある。06年のカネボウ化粧品のグループ化以来、ブランド数や美容部員人員の削減に邁進してきた。それらが徐々に実を結び始め、花王ソフィーナとカネボウ化粧品における販促関連費は前年同期比1.1%減、人件費は2.1%減と計画水準を上回る。

12年4~12月期の会社見通しは、震災関連特損がなくなる純利益は600億円と前期実績を超える見込みで、配当も60円から62円に増配する。東洋経済もこれを妥当と判断し、最新予想を下表のとおりとしている。

(長瀧 菜摘 =東洋経済オンライン)

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