政権交代の研究 自民党は変わったのか?

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一流大学出身、容貌も優れ、留学経験もあるなど、書類上の条件面は申し分ないが、「気位が高くて、地縁血縁のないところにポンと下りていくと、地方議員との折り合いがうまくいかず、まったくのお手上げ」(伊吹代議士)という。

石破茂幹事長が就任直後の記者会見で「選挙に強い自民党であらねばならない」と強調したように、安倍自民党の至上命題は次期総選挙で勝つこと。特に、選挙の実動部隊となる地方議員の動向がカギを握る。

しかし、99年以降の「平成の大合併」を境に、3000以上あった市町村数は1700余りに減少。それにつれて自民党所属の地方議員(都道府県と市区町村議員の合計)も3000人を切るまで減少した。「自民党がいちばん強かったのは地方のはずなのに、小泉政権時代の三位一体改革で交付税が削られ、これで一度に地方ががっくりきた」(山田啓二・京都府知事)という指摘もある。企業・団体献金も右肩下がりだ。 

 

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