チヨダvs.ABC、靴の激戦区・上野で激突

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一般的にPB商品は、有名メーカーのNB(ナショナルブランド)商品と比べて粗利率が高いが、チヨダのPB商品は、高機能の割に値段を抑えているので競合のPB商品ほど利益は取れていないという。

ただ、そのぶん商品の差別化により売り上げを急激に伸ばしてきた。2007年に1割程度だったチヨダのPB商品比率は、現在3割程度までに高まり、チヨダの収益改善に大きく貢献している。チヨダは今後も高機能PB商品の投入により、競合との差別化をはかっていく算段だ。店舗のイメージカラーも通常の「青」から「赤」に変え、活気のある20~40代の若者に訴求する。

一方の「HAWKINS」「VANS」の2大ブランドを持つエービーシー・マートは、紳士靴、婦人靴ともブランド力、商品企画力に独特の強みを持ち、業績も拡大基調。人気アイドルグループ「AKB48」の篠田麻里子さんをキャラクターに起用したテレビCMを積極的に展開するなど、勢いを増している。

チヨダの都心型店はエービーシー・マートのおひざ元で存在感を発揮できるか。靴の激戦区で新たな戦いの幕が切って落とされた。

(秦 卓弥 =東洋経済オンライン)

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