グローバルに活動するJT
水産・農林業/鉱業/建設業の1位は国際石油開発帝石(得点545.7点)。部門別で5位の財務(285.7点)に加え、人材活用84.8点、環境83.1点、企業統治+社会性92.1点と財務以外も高得点で総合でも21位。国内に限らずアブダビ(アラブ首長国連邦=UAE)での真珠養殖の技術支援、インドネシアでの社会貢献プログラム実施など海外拠点での取り組みにも力を入れている。
以下、2位積水ハウス(543.7点)、3位大和ハウス工業(527.5点)と続く。ランクイン企業の多くが建設業で水産・農林業は20位内には入っていない。
食料品のトップはJT(549.1点)。人材活用93.7点、環境88.7点、企業統治+社会性92.7点といずれも高得点で総合でも15位へアップ。海外では児童労働の防止と撲滅を目指す「ARISEプロジェクト」をマラウイ、ザンビア、タンザニア、ブラジルで実施。2014年の1年間で児童労働から開放もしくは免れた子どもは5479人に上り、成果を上げている。他に葉たばこ農家コミュニティの生活環境・暮らしの改善支援、フードバンク活動や高齢者・障害者への支援活動も行う。
2位はアサヒグループホールディングス(546.5点)、3位は昨年1位の味の素(543.8点)。4位キリンホールディングス(518.1点)までが総合100位内だ。
繊維製品は東レが543.2点でトップとなった。人材活用92.4点、環境90.1点、企業統治+社会性90.3点、財務270.4点とバランスよく高得点を挙げ総合でも29位だった。
2位は帝人(518.8点)。人材活用93.7点、環境91.5点、企業統治+社会性は98.8点といずれも東レを上回るものの財務234.8点で差がついた。3位のワコールホールディングス(476.7点)は上位2社とは少し離されている。対象社数が少ないこともあるが700位に入った企業は16社だった。
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