最新｢CSR企業ランキング｣業種別トップ20 ハイレベルな電機､卸売は伊藤忠が首位

輸送用機器は総合100位以内に13社

輸送用機器のトップはデンソー（562.4点）で総合6位。ただし総合10位内は同社1社だけ。以下、2位日産自動車（555.8点）。3位ホンダ（551.9点）、4位トヨタ自動車（548.9点）、5位アイシン精機（543.8点）、6位マツダ（541.0点）、7位スズキ（527.7点）と完成車メーカーが上位に。
13位テイ・エス テック（509.1点）までが総合100位内。北米などの販売が絶好調で最高益更新が続く富士重工業（505.3点）は16位とまだ成長余地がありそうだ。

その他製品はトップが大日本印刷（529.7点）、2位はアシックス（516.8点）、3位凸版印刷（510.6点）となった。例年、大手印刷2社が1位・2位を独占してきたがアシックスが一角を崩した。同社は人材活用91.1点、環境87.3点、企業統治＋社会性91.5点と人材面と企業統治＋社会性が強い。女性管理職比率9.9%、同部長比率8.3％と女性活躍も進んでいる。

以下、4位ヤマハ（507.5点）、5位トッパン・フォームズ（506.9点）が続く。

電気・ガス業のトップは東京ガス（544.5点）。環境が94.4点と高得点。都市ガス工場での緑化推進、ISO14001を国内・国外とも100％取得、顧客や本業でのCO2排出量削減への取り組みなどが評価された。

2位は大阪ガス（536.0点）。企業統治＋社会性は95.8点と東京ガス（91.5点）を上回るが、環境と財務が劣った。3位に電力トップの中部電力（509.9点）が続く。