最新「CSR企業ランキング」業種別トップ20 ハイレベルな電機、卸売は伊藤忠が首位

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アステラスが2年連続で医薬品トップ

パルプ・紙/化学は有力企業が並ぶ。トップの富士フイルムホールディングス(573.6点)は2年連続の総合1位。2位は信越化学工業(548.5点)。人材活用82.3点、環境88.7点、企業統治+社会性90.9点、財務286.6点と人材活用の得点が向上すればさらに上位を狙えそうだ。

以下、3位花王(547.8点)、4位三菱ケミカルホールディングス(534.2点)、5位旭化成(532.0点)までが総合50位以内。11位のJSR(514.7点)までが総合100位内となっている。

医薬品はアステラス製薬(543.4点)が昨年に続きトップ。人材活用86.1点、環境87.3点、企業統治+社会性91.5点と満遍なく得点。さらに財務278.5点の後押しで総合でも28位に。財団を通じて医学振興を目的とした研究への助成など本業と関連するCSR活動に力を入れる。

2位は第一三共(543.0点)、3位は武田薬品工業(541.0点)が昨年2位からダウン。続いて4位中外製薬(526.8点)、5位大塚ホールディングス(525.6点)と製薬大手が並ぶ。

石油/ゴム/ガラス・土石はトップがブリヂストン(565.5点)で総合でも3位。2位は旭硝子(535.9点)。CSR活動をステークホルダー視点で評価するためにISO26000を活用した「CSRモニタリング」の仕組みを導入するなど先進的な取り組みで企業統治+社会性は95.8点と高得点。人材活用84.8点、環境90.1点も高レベルだったが、財務得点が若干下がり総合は昨年19位から41位まで下落した。

以下、3位TOTO(524.0点)、4位住友ゴム工業(514.6点)、5位JXホールディングス(501.5点)と続く。

次ページ次は鉄鋼/非鉄金属/金属製品、機械、電気機器/精密機器
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