東芝の新型レグザ、クラウドでテレビの新しい楽しみ方を提案
インターネット上の情報やサービスを必要に応じて使う「クラウドコンピューティング」。東芝がこれを採り入れた液晶テレビを10月下旬に投入する。東芝の液晶テレビブランド「レグザ」シリーズの新製品「Z7シリーズ」「J7シリーズ」の2機種だ。
特徴はレグザ向けに新たに開始するクラウドサービス「タイムオン」との連携。ハードディスクに録りためた番組から見たい場面を瞬時に選び出せる。「本格的クラウドサービスと融合し、まったく新しいテレビの楽しみ方を提案する」というのが、東芝による新モデルの位置づけである。
タイムオンは「映像を核とした新ソーシャルネットワークサービス」と銘打ち、「見どころ」に関する情報を共有することで、友人のおすすめシーンや、ネット上で話題になっているキーワードに関連したシーンなど、ピンポイントでの場面検索を可能にしている。
2013年1月下旬には、関心のあるキーワードを選択するだけで自動的に録画予約する「おまかせ録画」機能などを追加し、サービス内容は今後も順次充実していく予定。クラウドを利用した「タイムオン」の進化に応じて、テレビの内容も進化する仕組みだ。
さらにフラッグシップモデルとなる「Z7シリーズ」では最大6チャンネルの番組を常時録画し一時保存する「タイムシフトマシン」機能を強化。ユーザーの好みに合わせて、おすすみの番組をリストアップしたり、視聴中の番組に関連した録画映像を選び出す機能を追加し、さらに効率よく番組を見られるようにした。「テレビの中にコンシェルジュがいるかのように、見たい番組を見逃すことはない」(東芝)。