「わるだ組」が今このカタチになっているのも、実力じゃないんですよ。運良く、変なおじさんたちが入ってきてつなげてくれて。青木が仕掛けたプログラムも一生懸命伝えたというのもあるんですが、運の部分があると思うんです。受け手側がやってもいいなと思ったタイミングだったとか。
運は引き寄せられるもので、量が質に変わる瞬間は必ずあります。今やっていることがあまりにバカらしいとか、将来のためにならないとか思わないで、自分の好奇心にしたがってアクションし続けることが、本質だと今思っています。
「わるだ組」が4年潰されずに続いたのが、みんなどこかで「いいぞもっとやれ」と何か思っていて、富士ゼロックスでも、1988年から「ニューワークウエイ」というのをやっていたことをあとから知ったのですが、どれだけ組織経営をよくしようという中で、個人とか個性に向けて小林陽太郎(富士ゼロックス元会長)が、「個人がもっと輝く時代だ。個人がおもしろくないと、会社は強くならない」という、「強い」「やさしい」「おもしろい」が大事という話がありました。
みんなその時代を生き抜いたひとがトップにいると、今は自分たちの立場で経営が苦しいから言えないけど、その文化で育っているから、どんどんやれ、もっと言ってこいって実は思っているんです。
常見:ありがとうございました!
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