したがって、同じ会社でも部署によって雰囲気が異なるという珍事が発生するわけです。同じ会社でも、拠点によって、服装も社員の振る舞いもまったく異なる例は、コンサルタントとしてさまざまな会社に出入りしてきた経験からは、よくあることです。それぐらい人はその場の雰囲気に流されやすい、ということなのです。
自分自身の欠点は真摯に改めよう
では、そうした問題をどう解決すべきか。まず石黒さんご本人に仮に何か批判されるような問題があるのだとしたら、それはすぐに改めないといけません。もし、何度説明されてもミスを繰り返す、仕事をサボる、周りとまったく合わせようとしないなどのことがあれば、反省しましょう。そのようなことが仮にあると、現在の状況の一部を自分自身がつくってしまっているということにもなりますから、それは改めるべきです。
言い換えると、問題の根源は自分自身にはまったくないと言い切れるような状況をまずはつくる、ということです。これなくして、前に進むものも進みません。自分にも問題があると、何かあったときに相手に反論するすきやきっかけを与えてしまうことになるからです。
たとえばそのような状況を誰かに相談し、その誰かが動いて上司や同僚にヒアリングを開始した際に、「いや、違うんです。彼の仕事のパフォーマンスがあまりにも悪いので、きつく指導しているのです」と言われて逃げられてしまう可能性があるということです。
これでは問題の解決にはなりませんので、解決のための前提として自分サイドに問題があると少なくとも思う事項については、事前に解決をしておかないといけないわけです。
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