あなたが目標を達成できない根本的な理由 「行動科学」で考えればきっと答えは出る

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【行動科学マネジメントでの行動目標のつくり方】

① 環境をつくる
自分がいつ・どこで新聞を読むのか
⇒会社最寄り駅の近くのカフェ

② 小さな行動にする
自分ができそうな内容を1つから3つまで
⇒目覚まし時計を2つ置く
⇒新聞を家に配達してもらい受け取る

③ 継続するために仕組みをつくる
自分へごほうびを与える
⇒目覚ましの時刻に起床したら、好きなグラノーラを食べる
⇒玄関で新聞を受け取れたら、好きな音楽をひとつダウンロードする

これらの仕組みづくりで、なんとなく行動は少しずつ目標達成に近づいていきます。

もう一つ大切なのは、小さな目標設定です。「早起き」であれば、

・最初の1週目は7時に起床をする
・翌週の第2週目には、6時30分に起床をする
・翌々週の第3週目には、6時に起床をする

 

このように実現可能な数字を目標にしておくことを忘れないでおきましょう!これでも朝8時まで起きられないという方は、早起きするという自分へのメリットが小さく効果が得られないので、こちらを強化するか別の方法で目標達成することを勧めます。

具体的にはどのようにしたらいいのでしょうか。そもそも論ですが、「早起き」のメリットが「新聞を読むという行動を達成すればいい」のであれば、新聞を電子版にして通勤時の20分間で読めたら、ある意味で実現できます。

ただ単純に早起きできないのを改善したいとして、ひとりで行動できない際にはヘルプとサポーターを付けていきます。その名の通りで自分以外に行動支援をしてもらうことです。

誰かと一緒に住んでいる方は、その相手に6時になったらカーテンを開けてもらう。一人暮らしの方は、朝活のグループに入会して7時に参加する状況を自らつくりだす。どちらも苦手な行動を継続化する時には、大変お勧めです。

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