株式市場と連動? ゴルフ会員権相場にも底入れの兆し


 株価との連動性が高いとされるゴルフ会員権相場が反発を続けている。日経平均株価が二番底を形成した3月第2週、関東圏のゴルフ会員権相場はバブル崩壊後の最安値を更新。その後、底値でのモミ合いを続けた後、4月第3週に約2年ぶりの反発に転じた。3月第2週から6月末までの約2カ月半の間に、平均価格は約9%の上昇となった。経済産業省の「特定サービス産業動態統計」によれば、5月のゴルフ場来場者数はわずかにプラスに転じている。ゴルフ会員権相場の反発は景気回復への手応えとみることもできよう。

法人は売り姿勢続く 個人は「割り切り買い」

「企業は保有する法人会員権の処分を進めている一方、個人は買い意欲が旺盛。ただ、予算面では全体的に小型化している」とゴルフ会員権仲介大手、桜ゴルフの佐川八重子社長は分析する。昨秋の金融危機後、ゴルフ会員権は大きく値を下げたが、値頃感の出てきた高額・名門コースを個人の富裕層や法人が拾うかたちで、相場の回復を牽引している。

「個人では55歳前後の世代がリタイア後を視野に入れ、購入に動いている」と佐川社長。地理的な不便さが理由で安くなっている物件であれば、コースのよさや経営面での安心感などの条件がクリアできれば「割り切り買い」するゴルファーが増えている。桜ゴルフへの注文の8割が150万~200万円だという。一方、ゴルフ場倒産の苦い経験をした富裕層は、予算を上積みしてワンランク上の安全なコースを狙う「こだわり買い」が増加しているという。

価格帯別では、上位の1000万円以上のコースは6月末時点で4月安値から16・1%上昇、中堅上クラスの500万円以上のコースが同10・2%上昇と、比較的高額なコースの持ち直しが鮮明だ。

主な人気コースの価格推移を見ると、その違いがわかりやすい(下表参照)。バブル期の最高値からは大幅な下落となっている点はほぼ共通だが、最上位の名門コースである小金井CCは直近3月の安値4800万円から35%上昇。一方、中堅クラスの平塚富士見CCは3月安値から25%上昇、八王子CCは330万円から3%上昇にとどまる。低価格クラスの富士CCは、上位コースから3カ月ほど遅れて6月に安値をつけたが、ほぼ横ばいの状況だ。

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