保活の「早生まれ損」は残念ながら本当だった

明暗分ける生まれ月、都市部では超狭き門に

保育園に預けられなければ職場復帰は困難。子どもの生まれ月による不公平は本来あってはならないはずなのだが(写真:アフロ)

「保活」。最近でこそ、この言葉も多くの人が知るようになったが、妊活前の夫婦にとって、それほど関心は高くないかもしれない。しかし、保活は生まれ月によって明暗が大きく分かれることをご存知だろうか。早生まれは損――。第二子以降の妊活に入るキャリアママは、早生まれを避ける傾向にあるという。妊活前に知っておきたい保活の実態を探った。

0歳児1歳児クラスも「待機」の現実

2月23日。江東区に住む鈴木沙織さん(仮名、36)は、高鳴る鼓動を感じながら、朝から何度も自宅マンションのポストをのぞいていた。1歳の誕生日を迎えたばかり長女の認可保育園の通知書が届く日だった。郵便が届いたのは夕方。期待と不安を胸に封書を開けた。

「待機」

大きく書かれた二文字が目に飛び込んできた。
「仕事、どうしよう……」。さっきまで抱いていたわずかな期待は、落胆と焦りに塗り替えられた。上司から4月には復帰するよう念を押されたばかりだった。

沙織さんは、大手メーカーで働いてきたバリキャリママ。キャリアも長くなり、仕事には生き甲斐を感じていた。そして待望の第一子を授かった。子育て中の同僚に妊娠を報告すると「予定日はいつ?」と聞かれた。2月であることを告げると「保活、大変かもよ」と言われた。でもまだその時は保活という言葉自体、ピンと来なかった。

産休に入ったのは昨年の1月。12月に復帰する予定で職場を離れた。まだ出産もしていないのに保育園探しをするには抵抗があったが、同僚の「保活大変かも」という言葉が気になり、同区の保育課を訪ねた。

「早生まれの0歳児入園は……厳しいですね」

そう担当者に告げられ、初めて現実を目の当たりにした。数々の事情から、お腹の子が認可保育園に入園するのは難しいとの説明を受けた。同僚の言葉は本当だった。

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