まるで「クイズ」のような軽減税率の線引き

インボイスの本格導入が信頼性を担保する

外食は標準税率が適用される。駅弁は?(写真:Universal Water/PIXTA)

現在開会中の通常国会では、今月17日から消費税の軽減税率導入を含んだ税制改正関連法案の審議が始まった。早速、野党から軽減税率の対象品目に関する細かい質問が飛んだ。

政府はすでに、税制改正関連法案を閣議決定した2月5日までに軽減税率の対象品目に関するルールを決めた。原則として、「酒類と外食を除く食品全般」と「週2回以上発行し、定期購読されている新聞」は、軽減税率が適用されるが、飲食料品でも店内飲食となる「外食」は標準税率が適用される。

軽減税率か、標準税率か

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さて、ここでクイズ! 次のうち、軽減税率が適用されるものはどれでしょう?

A.返却が必要な食器に乗せて、コンビニの店内で食べるホットドッグ

B.紙などで包装され返却が必要ない形で、コンビニの店内で食べるホットドッグ

C.映画館の売店で売られているポップコーン

D.カラオケボックスで提供されるポップコーン

E.駅で売られている弁当(駅弁)

F.小学校での給食

G.大学のキャンパス内にある学食でのランチ

H.食品表示法に従った表記のあるペットフード

軽減税率法案やその後の国会答弁に基づけば、軽減税率が適用されるのは、B、C、E、F、Hである。

そもそも、ファストフード店では、同じ品物でも軽減税率が適用されるか標準税率が適用されるかは、テイクアウトにするか店内飲食にするかで明確に異なる。そのことは、昨年末に与党が軽減税率導入を決めた時から想定されていた。しかし、前掲のクイズに挙げられる「グレーゾーン」のように、どちらかすぐにはわからないものがあることが後に判明した。

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