案外多いぞ!!勘違い!

キャスター/小倉智昭

 グリーン上で「オーケー」と言われれば、「ありがとうございます。ボギーです」と、ボールをピックアップする。「オイ! 1打プラスしろ。誰でも入るのがオーケーパット。5打でオーケーなら6だよ」。デビュー戦で先輩からしかられる人は多い。日常会話でのOKは、それでいいよの意味。慣れるまでは1打加えるのを忘れがちだ。

初心者は当然のように奇妙な行動をとる。ボールをマークする場合、マーカーはボールの後ろだが、前にマークして、戻す際はマーカーの前にボールを置く人がいた。3ホール目に、どうも様子がおかしいと気づいた。「そのマークだと、何回か繰り返したらボールがカップに入るよネ」。本人が顔を赤らめる勘違いだ。

パットでラインを読むのはよくあること。時にはカップの向こう側に回ることもある。反対側で、しゃがんでラインを読んでいたら、「前をスミマセン」と言いながらピョンと跨いだ。これって、何か変。すると、今度はボールの後方でもピョンピョンやっている。「悪いけどさあ。静かに歩いてくれるかな」。「スミマセン。パットのラインは踏むなと言われました」。「それはボールとカップの間だけだよ。考えてみればわかるだろう?」。わからないから初心者なのだ。

「フェースを開いて、足をオープンに」。バンカーショットで、必ずレッスン書に出てくる言葉だ。もちろん、フェースを開いてからグリップし、狙う方向にリーディング・エッジを向けてやる。ところが、ゴルフ歴5年でも、グリップを握ってからフェースを開く人がいる。手首の操作だけでは、インパクト時に元に戻ってしまう。開くことが頭にあるとフェースの向きだけを考えるようだ。これでは何のために開くのか。まったく意味がない。

アイアンはダウンブローに打つのが理想。クラブの開発が進み低重心になった分、払い打ちでも飛ぶようになってはいる。だが、ボールの先にあるターフがとれるようなショットは、払い打ちでは到底不可能。特にアスリートが好むマッスルバックのアイアンはより一層打ち込む必要がある。

ここで注意しなければならないのは、リーディング・エッジをボールにぶつけようとする人。時にダフったり、トップしたりするケースだ。心理として、アイアンのフェースをダウンブローに入れようと考えてしまうのだろう。いちばん肝心なソールの部分をまったく意識していない。

この手のゴルファーはアプローチでもソールを使っていないはずだ。ボールを上げようと、リーディング・エッジをボールの下にもぐらせようとする。結果はトップしてホームラン。サンドエッジでボールを上げ、なおかつ止めたくても、ミスが怖くて9番やピッチングで転がしてしまう。ソールを滑らせてやれば簡単なのだが、勘違いから生まれたミスに、案外気づかないものである。

キャスター/小倉智昭(おぐら・ともあき)
1947年秋田県生まれ。東京12チャンネル(現テレビ東京)アナウンサー出身。76年フリーに。現在は『とくダネ!』(フジテレビ系)や『嵐の宿題くん』(NTV系)、『小倉智昭のラジオサーキット』(ニッポン放送)の司会を務めるなど、幅広く活躍中。
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