三菱自動車が電気自動車一番乗り、普及の道筋は霧の中

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ジレンマから抜け出す方策の一つは、EVのバラエティ化を図ること。商用車のEV化を検討する一方、「(10年以降に投入するコンパクトカー)『グローバル・スモール』はガソリン車で出すが、間を置かずに、EVバージョンも出したい」(益子社長)。

が、同時多発の開発遂行にはカネがかさむ。自動車大不況の中、三菱自動車は同業他社に比べても在庫調整が遅れ、09年度上期は400億円の経常赤字となる。3月末の手持ち現預金は1年前から1900億円も減少した。そもそも、三菱自動車がハイブリッドを“捨て”、EVに的を絞ったのは、リソースの乏しさを自覚したゆえだった。

益子社長は「今後、いろんなパートナーとも話し合いをすることになろう」と言う。EVは自動車再編の引き金にもなりそうな気配である。

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(撮影:吉野純治)

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