過去の名作の「焼き直し」も創造力発揮の場だ

スピルバーグはアイデアを加えて深めた

クリエイティブな人は自分が愛してやまない何かを上手に活用します(写真:Elnur / PIXTA)
人生は一度きりしかない。「お仕着せではないクリエイティブな生き方をしたい!」という願望を持っているビジネスパーソンは多いのではないだろうか。そんな人々を勇気づけて背中を押してくれるのが、先人たちの偉業をまとめた書籍。『「クリエイティブ」の処方箋』(ロッド・ジャドキンス著、島内哲朗訳、フィルムアート社)には、クリエイティブに生きるための発想が、86本の短めの読み物として紹介されている。
東洋経済オンラインでは、86のアイデアのうちのいくつかを紹介していく。第9回は「死んでるものは生き返らせて使う」。

 

次の文章を読んで、どの映画の話をしているか当ててみて欲しい。

これはどの映画の話か?

主人公は、何もない田舎で退屈な日常にうんざりしている孤児の少年。彼は、人生を変える出来事を待ちわびながら、叔父叔母と一緒に暮らしている。

ある日、少年の人生は大きく変わる。見知らぬ来訪者が、彼の正体、親の素性、そして彼に秘められた神秘的な力について告げる。両親は特別な存在で、自分もまた特別な力を身に着けられることを知る。

年上の髭を蓄えた男性が、庇護者となって少年を導く。その男性は、少年の過去を知っているが、訳あってすべてを明かしてはくれない。その男性は、生まれたばかりの少年が悪の手に落ちないように、叔父と叔母の元で匿われるように仕組んだのだ。

少年は特別な力の使い方を習う。その力は1本の棒のような道具を通じて発現する。その力は限られた一部の人にしか使えず、その人たちもまた、力を使って不思議なことができるのだ。

少年は、両親を殺した悪の権化の存在を知る。悪の権化は暗黒の力の使い手であり、世界を支配するために手段を問わない。忠実な手下たちが、悪を広めようと躍起になっている。

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