"引き締め"を促しかねない「ネガティブ金利」

日銀の最終兵器が金融緩和の阻害要因に!?

2月3日、都内の講演で金融緩和について話す黒田日銀総裁(写真:ロイター/アフロ)

日銀、最終兵器か!

政策決定会合で日銀が予想外の行動に出たため、その後の市場は為替も株式も大荒れ。その名もネガティブ金利です。

日本ではなぜかマイナス金利と表現されていますが、英語ではネガティブ、マイナスではありません。WSJ(ウォールストリートジャーナル)の第一報もBOJ introduced negative interest rate となっており、金利に対してマイナスという表現は英語では使いません。

よく、映画のアクションシーンで瀕死の人間に向かって言うセリフ

Any living reactions?? 生体反応はあるか??
Negative !!         ありません!

 

のネガティブです。この場合マイナスは明らかにおかしいですよね。生体反応は「ある」か「ない」しかなく、あるけどマイナスということはないのです。

ネガティブ金利が生活に与える影響

この連載の過去記事はこちら

Interest rate 、すなわち金利もあるのかないのか、ということが問題であり、金利がマイナスにはならない。その場合は金利がない。したがってネガティブと表現するのが正しく、それに倣ってネガティブ金利政策という用語を使いたいと思います。

さて、そのメカニズムなど、実際に先行してこれを導入した欧州などの状況を細かく書いておられる加藤出さんの記事("預金者を罰する"マイナス金利で起こること)が東洋経済オンラインで読むことができますので、詳細はそちらに譲りたいと思います。非常によくお書きになられていて、ワタクシ、これ以上のものは書けません。なので、銀行やわれわれの生活に起こりそうなことに集中したいと思います。

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