「地下鉄」の真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

✎ 1〜 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 最新
拡大
縮小

81. 神戸市営地下鉄海岸線新長田駅の副駅名は「鉄人28号前」。阪神淡路大震災の復興シンボルとして建てられた鉄人28号の実物大モニュメントがこのエリアの観光名所

82. 地下鉄駅内のエスカレーターの速度は毎分30mが一般的。ただし都営三田線巣鴨駅のエスカレーターは毎分約20mのゆっくりした速度に設定されている

83. 銀座線三越前駅は駅名にネーミングライツを利用。駅名に三越の名称を入れ、駅の建設費を負担したという

84. 名古屋市営地下鉄のマスコットは「ハッチー」。頭はシャチホコで交通局の制服を着ている魚人一体型のゆるキャラ

85. 大阪市営地下鉄は「にゃんばろう」、札幌市営地下鉄は「のってこ~ず」、福岡市営地下鉄は「ちかまる」が活躍中

86. 名古屋のICカード型乗車券「manaca(マナカ)」は、地下鉄や市バスの利用金額に応じてポイントが貯まるマイレージシステムを導入している

87. 東京メトロ銀座線の一部の駅で2012年10月から発車メロディの使用がスタート。浅草駅は『花』、上野駅は『さくら(独唱)』、銀座駅は『銀座カンカン娘』

「世界一長い美術館」と称される、ストックホルムの地下鉄(写真:vichie81 / PIXTA)

88. スウェーデンのストックホルム地下鉄は100の駅にそれぞれ違うテーマに基づくアートワークが施され、全長110㎞に及ぶ「世界一長い美術館」と称される

89. ストックホルム地下鉄の中でもブルーラインの駅は石灰質の岩を掘って造られ、むき出しの岩盤の壁をペイントやオブジェが彩っている

90. アルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄では、かつて日本の地下を走っていた丸ノ内線の車両が活躍している

世界の地下鉄トリビア

91. インドネシアでは、有楽町線7000系と東西線5000系の車両が通勤電車として第二の人生を送っている

92. かつての銀座線2000形は、銚子電鉄で一両編成でパンタグラフをつけて運行されている

93. 地下鉄は湾岸諸国でも続々と計画され、2009年にドバイ、2010年にメッカで開通。ドーハ、アブダビ、バーレーン、クウェートなどで計画進行中

94. ロンドンの地下鉄の利用者数は、ロンドン五輪期間中に1日431万人という最高記録を樹立した

95. 2013年3月8日、上海市地下鉄で1日の利用者が800万人を突破して最高記録を塗り替えた

96. 2013年3月8日、北京市の地下鉄では1日の利用者が1000万人を突破し、世界一となった

97. それまでの1日の地下鉄利用者数世界一だったのはロシアの首都モスクワの地下鉄で平均800~900万人

98. 北京市の地下鉄は10年前に比べて388㎞延長されて現在の運営総距離442㎞、利用者数も7倍以上に増加

99. 現在仙台市で建設中の地下鉄東西線は2015年開通

100. 2013年3月には東京メトロ副都心線と東横線の相互直通運転が開始。これにより副都心線を介して東横線、みなとみらい線、東武東上線、西武有楽町線・池袋線が1本のルートで繋がり、川越~横浜間が約1時間18分で結ばれた。

(文:森谷 美香/モノ・マガジン編集部)

参考文献・HP/『図解でよくわかる 地下鉄のすべて』(JTBパブリッシング)、『地下鉄の不思議な話』『東京メトロのひみつ』(PHP研究所)、『毎日乗っている地下鉄の謎』(平凡社)、東京メトロ、日本地下鉄協会ウェブサイト、ほか関連サイト

 

モノ・マガジン編集部

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT