01 雪は、雲から降る氷の結晶
02 水蒸気を含んだ空気が上昇して上空で冷却されると、水蒸気が昇華して小さな氷の結晶(氷晶)ができる
03 この氷晶は大気中にある塵やほこりなどの微粒子を芯(核)として形成される
04 氷晶は、雲(過冷却水滴)の中を通って落ちてくる間に周りの水蒸気を取り込み凍結させて雪結晶へと成長する
05 こうして雪の結晶が地上に落ちてくる途中で溶けて水滴となったものが雨。そのまま降ってきたものが雪
06 雪が上空5000mで氷晶核から氷の結晶となり、地上に到達するまで、2時間から5時間半かかる
07 雪の結晶は一つずつ単独で降ってくる場合もあるが、多くはくっつき合って「雪片」となって降る
08 気温や湿度が比較的高いときは多数の雪の結晶が結合し「ぼたん雪」と呼ばれる大きな雪片となって降る
09 ぼたん雪は直径数cmから10cm以上に達することもあり、それらは数百から数千の雪の結晶からなる
10 粉雪は寒く乾燥したときに降るさらさらの粉末状の雪で、ぼたん雪に比べて軽く、積もりやすい
雪の結晶を美しいまま観察する条件は?
11 雪の結晶の一つひとつを美しいまま観察するには、気温が低い(-10℃以下)、湿度が高い、風が穏やかという3つの条件が必要
12 雪の結晶の一つひとつは無色透明。光の乱反射効果により肉眼では白く見える
13 雪が降った場合の降水量は、雪を雨量計で溶かして観測されている
14 みぞれは雨と雪が混じったもの。気温3℃以上8℃以下の条件で発生しやすい
15 みぞれは観測分類上は雪
16 細氷(ダイヤモンドダスト)は大気中の水蒸気が昇華し、ゆっくりと降下する微細な氷の結晶
17 霰(あられ)や雹(ひょう)は、結晶が雲の中で落下上昇を繰り返し、だんだん大きくなったもの
18 霰が直径5mm以上になると雹と呼ばれる
19 雪と細氷は氷の結晶、霰や雹は氷の粒である
20 降り積もった雪は「新雪」「こしまり雪」「しまり雪」「ざらめ雪」に分類される
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