21 「新雪」は降ったばかりで結晶の形がほぼ残っている雪。「しまり雪」は雪の重みで固くしまった状態のもの。「こしまり雪」は新雪としまり雪の中間。「ざらめ雪」は水を含んで粗大化または再凍結した丸い氷の粒が連なったもの
22 気象庁の定義で、「強い雪」は1時間当たりの降雪量がおよそ3cm以上の雪。「弱い雪」は1cm/h未満の雪
23 「小雪」とは、数時間降り続いても降水量にして1mmに達しない雪
24 風速10m/s以上の風を伴う雪を「吹雪」と呼び、風速15m/s以上になると「猛吹雪」と呼ぶ
25 雪を伴う風が風速10m/s未満の場合は「風雪」
26 「ブリザード」は極地風の一つで、北米大陸北部や南極で地吹雪を伴う強風のこと
27 南極の昭和基地では、視程1km未満、風速10m/s以上の状態が6時間以上継続したときをブリザードとする
28 「積雪0cm」は観測点周囲の地面の半分以上を雪や霰が覆った状態。「積雪なし」は雪や霰がまったくない、もしくは半ば以上を覆っていない状態
29 条件によって雪は80%以上の音を吸収するといわれる。雪が降り積もると静かに感じるのはそのため
30 新雪はすき間が多く残っているため特に吸音率が高く、600Hzで90%以上ともいわれる
直射日光の2倍近い太陽光線
31 湿った雪は、10cmの積雪で1㎡あたり約40kgの重さになる
32 雪の落下速度は直径1cmのもので秒速0.8m程度
33 雪による太陽の反射率は新雪で約90%、古雪でも約50%。雪の上では直射日光の2倍近い太陽光線を浴びる
34 雪は旧字体では「雨」かんむりに「彗」だった
35 「雪ぐ」と書いて「すすぐ、そそぐ」と読む。身に受けた汚名などを晴らす、水などで汚れを除くという意味
36 「雪は豊作の瑞」「雪は豊年の貢物」「雪の五穀の精」という言葉があり、いずれも大雪は豊作の前兆という意味
37 このことから雪見は予祝の意味もあり、かつては宮廷や幕府の行事として盛んに行なわれた
38 11世紀に白河院が雪見の御幸をした記録や、建長3年に後嵯峨上皇が船で雪見をした記録も残る
39 江戸時代にはこの行事が庶民の間にも広まり、花見や月見と同じように、冬の行楽として雪見を楽しんだ
40 江戸時代の歳時記『四季名寄』には、江戸の雪見の名所として上野や隅田川堤、目白不動尊があげられている
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