「X-MEN」シリーズにハマるSF好きの目線 「ダイバージェント」も見逃していませんか

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今回もたかみ氏の得意なSF映画特集です!(イラスト:ツネオMP / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。「たかみひろしのシネマ・ショウ」をお届けしよう。音楽・映像プロデューサーのたかみひろし氏が、毎回の特集するテーマに沿って必見のDVD/ブルーレイ作品を講評とともに紹介する企画。今回も、たかみ氏の得意とするSF映画だ。

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映画ファン必見のSFエンタテインメント大作4作品!

今回はいずれも映画ファン必見のSFエンタテインメント大作といって相違ない。

今回の特選としたX-MENシリーズ『X-MEN:フューチャー&パスト』は、御存じアメコミ(マーベルコミックス)のキャラをベースとする、実写版スーパーヒーロー映画シリーズの通算7作目に当たる。旧シリーズ『X-メン』(2000年)、『X-MEN2』(2003年)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006年)、新シリーズ『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年)、それに同シリーズの主要キャラであるウルヴァリンをフィーチャーしたスピンオフ作品、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)が公開されていて、ほかにTVアニメ・シリーズもある。

本作は内容からすると、旧シリーズと新シリーズ両方の続編と言える。つまり新旧シリーズのオールスター(?)が登場する豪華版にして、SFファンが大好きなテーマ、タイムトラベル/パラレルワールド(平行世界)を絡ませた、文句なしの痛快作である。

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桜坂洋のSF小説原作&トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』もまた、地球破滅の危機(地球はなんと危険な星なんだ!)を回避しようと、目覚めるたびに強くなる(!)軍広報担当のダメ将校が活躍するバトル・アクション作だ。“タイムループ”のアイデアは、SFファンにとって新鮮ではないものの、不思議と見飽きることはない。『宇宙戦争』(2005年)に『オブリビオン』(2013年)と、意外にも(?)トムクルはSFでも頑張ってる!

「これまでの映画で『ブレードランナー』に最も近付いた映画」という評は、やや大げさとはいえ、『ザ・マシーン』はイギリス製作のSF映画らしい暗雲が立ち込める(笑)佳作。劇場未公開の大傑作ホラー『ディスコード』(2012年)主演のケイティ・ロッツが、本作でもアンドロイド役で好演。

『ダイバージェント』は、16歳になると強制的に5つの属性に分類・管理されてしまうというショッキングな近未来の世界観が話題を呼び、全米No.1ヒットとなったSFサバイバル・アクション超大作(139分!)だ。主にTVMで活躍してきた主演のシェイリーン・ウッドリーは要チェック。

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