ポイント還元と現金値引き、どっちがお得?

行動経済学が教える正しいポイントの貯め方

目的がポイントを貯めることになってしまい、そのための手段として結果的に買い物金額が増えるという、本末転倒なことになっているのです。

ポイントのために「無駄」な買い物をしない

飛行機の搭乗マイルも似たような構造があります。つまりこれは消費者の「保有効果」や「選好の逆転」といった心理的なバイアスを利用することによって、売り手にとっては効果的なマーケティングになっていると言っていいでしょう。

したがって、最も正しいポイントの使い方は、貯めておくことはせずに、すぐに使うことです。とは言っても「貯めたくなる気持ち」というのは、なかなか自分でコントロールすることはできません。それに金利がつかないから損だとは言っても、昨今のような超低金利であれば、その差はたいしたことにはならないでしょう。

ですから、ポイントを貯めて楽しむということ自体が決して悪いというわけではありません。注意すべきことは、先ほどの「選好の逆転」です。ポイントを付けてもらいたいがために無駄な買い物をするということは、避けるべきです。でないと、まんまと売り手の術中にはまってしまうことになりかねません。

「同じ買い物をするなら、ポイントのつくお店にしよう」と、わざわざ遠いお店に出かけたり、「今日はポイント2倍デーだから何か買い物しなきゃ」といった行動を取ったりする人が多いようですが、これこそが、まさに売り手が狙っていることです。

ポイントはあくまでも割引のひとつであり、「おまけ」なのですから、それ自体にあまりこだわらず、プラスアルファ程度の楽しみにとどめておくことがよいのではないかと思います。

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