SNSはカネにならない、狙うは垂直モデル リクルートのネット戦略
「われわれは有効で価値のあるビッグデータを持っている」(峰岸社長)。確かにリクルートといえば、就職から旅行、住宅など40もの分野で、莫大なデータを蓄積している。ビッグデータと呼ばれるこの圧倒的情報量を活用し、個人の属性を徹底的に分析すれば、競合他社との差別化につながる。
たとえば、新築マンションを購入したいというユーザーには、最適な価格や間取り、エリアの物件をタイムリーに、瞬時に提案する。そのために専門のデータサイエンティストを数十人雇い、中には日本で数本の指に入る逸材も含まれるという。
万人に支持されるフェイスブックになる必要はない。リクルートが目指す場所は、あくまで垂直、その領域領域で深掘りを極める立ち位置だ。それが正しかったかどうか、答えが出るまでの猶予は短い。
※週刊東洋経済8月25日号「リクルートの正体」は全国大型書店、またはamazon等にて好評発売中
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