自意識過剰が日本人のプレゼンをダメにする

話の「幹」を見失わないようにしよう

是非、年末年始のお休みに見ていただきたい、勇気の出るプレゼン3選。まず、一つ目はマイクロソフトの元社長、古川亨さんのプレゼン。学生時代や企業人時代の経験、昨年、脳梗塞を発症しながら無事生還したことなどを織り交ぜた人生のストーリーだ。

人生の節目で何を学び、悟ったのかを熱く語り掛ける。脳梗塞の後の厳しいリハビリ、SNSで多くの人から励まされたこと、生きるエネルギーをもらったことに触れ、「へこんでるやつがいて、くじけそうなやつがいて、そいつをエンパワーするためにI’m back(私は死の淵から戻ってきた)」と絞り出すように訴えかける。このプレゼンの英語タイトルはWe can start our challenge to live the life at any time、つまり「私たちはいつからだって挑戦できる」。そのメッセージがガツンと直球でぶつかってくる。

有名歌手の告白

2つ目はオーストラリアの有名な歌手、メーガン・ワシントンさんのプレゼン。メーガンさんはオーストラリアの有名な歌手だが、ステージに立った彼女は会場の誰もが知らなかった事実を告白する。

実は小さいころから吃音があり、普段は流ちょうに話すことが難しいのだ。舞台の上や公式の場では「歌うようにして話す」療法を用い、気づかれないようにしてきた。「そんな私が人生の多くの時間を ステージで過ごしているのは おかしなことに思えるかもしれません。(中略)でも実は今までずっと そして この瞬間を含めて 私は人前で話をすることに対する極度の恐怖の中で生き続けてきました」。

プレゼンの最後には「教えてほしいの。どん底でも希望はあるの?」という歌詞にのって、美しく力強い歌声が披露される。まさに渾身のプレゼンだ。

3本目はこちら。つなぎの作業服姿で登場したのは植松努さん。冒頭から頭をかきながら「へへっ」と少年のような照れ笑いを浮かべてこう話す。「今から話すのは『思うは招く』という話です。それは僕のお母さんが中学生の時に教えてくれた言葉です。思ったらそうなるよという意味です。思い続けるって大事です」。

次ページ「下町ロケット」のような成功
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • iPhoneの裏技
  • 岐路に立つ日本の財政
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
崖っぷちに立つ大塚家具<br>久美子社長ロングインタビュー

父と娘が繰り広げた「お家騒動」の末、業績は悪化の一途。人材流出も止まらない。ファンドからの出資を得たが、運転資金は風前の灯だ。背水の陣を敷く大塚久美子社長の胸中やいかに。4ページのインタビューで、その強固な「信念」が語られる。