30、40代は別名「ジャンプ、ファミコン」世代だ 女子は「りぼん」、憧れのスターは「高橋名人」
企業が「子どもの娯楽消費」をマーケティングに取り込んだ最初の世代――。「団塊ジュニア世代」の子ども時代をさかのぼると、そんな共通点が見えてきます。
「団塊ジュニア世代」というのは、一般的には1971~74年生まれを指しますが、ここでは「ポスト団塊ジュニア世代」と呼ばれる1975~82年生まれも含め、30代前半から40代前半にさしかかる人たちを指しています。
「団塊ジュニア世代」の特徴は、なんとも人口ボリュームが多いこと。それゆえに、幼いころから「消費」という観点で主役を担い、青年期には若者文化をつくり出してきました。現在、一般的に普及しているものを見ても、この「団塊ジュニア世代」から始まったものがたくさんあります。
「コンビニ」は「団塊ジュニア世代」とともに成長
たとえば「コンビニ」はまさに、「団塊ジュニア世代」とともに誕生し成長しました。
日本初のコンビニ(ココストア)が愛知県に開店したのは1971年、団塊ジュニア世代の最初の年でした。その後、ファミリーマートは1973年、セブン-イレブンは1974年に1号店がオープン。団塊ジュニア世代が思春期を迎えるころには、「コンビニの前にたむろする若者たち」というイメージが生まれました。
「カラオケ」も、「団塊ジュニア世代」とともに世の中に定着したものです。
1950年代のからの「歌声喫茶」に始まり、1980年代には「カラオケボックス」も誕生していましたが、現在のカラオケボックスが若者に普及したきっかけは、1990年代に発売された通信カラオケでした。これは「団塊ジュニア」の青春期と重なります。
そんな30~40代の「団塊ジュニア世代」なら誰もが夢中になり、「懐かしい!」と思う7つのアイテムは何なのか? 今回はそれを紹介します。
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