「東京電力」研究 排除の系譜 斎藤貴男著 ~詳細に明らかにされる巨大企業の戦後史

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戦後まもなく起こった福島県での電源爆破計画事件は下山事件や三鷹事件、松川事件などと並んで、左翼弾圧のための陰謀であったが、これについても詳しく書かれている。ただ、細部にわたってあまりに詳しく書かれると、全体像が見えにくくなる、という難点がある。

今回の原発事故で大きな問題になっているのは、いわゆる「原子力ムラ」に群がる学者たちの動きであるが、なぜか、これについてはほとんど触れられていない。

一方、東電に群がるマスコミ関係者については「保守論壇のタニマチ」として過去の動きを取り上げているが、現在の動きがもっと欲しかった。

さいとう・たかお
ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。日本工業新聞記者、『プレジデント』編集部、『週刊文春』記者などを経て独立。著書に『民意のつくられかた』『消費税のカラクリ』。

講談社 1995円 399ページ

  

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