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「涙が出てくる」「応援したい」 千葉・市川市動植物園の"けなげな子ザル"《パンチくん》に、日本中の人々が夢中になっているワケ

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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赤ちゃんのサルは母ザルにしがみつくことで安心し、筋力をつけていきますが、それができないパンチくんのために園が用意したのは、オランウータンのぬいぐるみ。

どこへ行くにも、そのぬいぐるみを持って動き、一緒に寝てじゃれ合ったり、毛繕いをしてあげたり、落としたら慌てて駆け寄るなどの姿を見せています。

肌身離さずぬいぐるみを抱える姿が健気で愛らしいと人気者に。2月17日には、このぬいぐるみを製造・販売するイケア・ジャパンから33体が寄贈されてといいます(画像:「市川市動植物園」公式X @ichikawa_zooより)

園は「パンチくんがいつかサル山に戻っていけるように」という思いから、サルのにおいや鳴き声が聞こえると場所で飼育。サル山に置く時間を少しずつ増やして迎えた今年1月19日、パンチくんは群れに戻ることができました。

当初はほかのサルに警戒され、近寄っても威嚇されてしまったパンチくん。その際もぬいぐるみを手放さない姿に応援の声があがりました。

パンチくんが群れに戻った数日後、園の客がパンチくんの写真や動画をSNSにアップし、園のXアカウントでも2月5日に初めてその姿を紹介。すぐに拡散され、「#がんばれパンチ」というハッシュタグとともに応援の声が広がっていきました。

その後、現在まで応援は広がり続けているほか、園まで会いに行く人が急増しているそうです。

この文章を読むだけでも微笑ましく、癒やされるのではないでしょうか。さらに映像を見ると、かわいらしさを感じるとともに、パンチくんの姿に引きつけられるそれ以外の理由が浮かび上がってきます。

当初はぬいぐるみの“お母さん”のそばを離れなかったパンチくん(画像:「市川市動植物園」公式X @ichikawa_zooより)

人間とは違って、安心して応援できる

私たちがパンチくんに引きつけられる1つ目のポイントは、「けなげな姿を安心して見守れる」という前提があること。

長年コンサルタントとしてお悩み相談を受けていますが、これまで何度か育児放棄やネグレクトの当事者から話を聞く機会がありました。話を聞くほど、感じさせられるのは人間の残酷さ。「こちらに話してもらうことで相談者さんのつらさを少しでも軽くしたい」という思いで接してきました。

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【パンチくんのケースは人間の育児放棄やネグレクトとは別物】

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