オードリー若林正恭が休養も…放置してはいけない"喉の不調"――3週間続く声枯れに要注意。医師が教える自分の声を守るための"喉ケア術"
さらに、高血圧の人が服用する「降圧薬(ACE阻害薬)」や「利尿剤」。また風邪や花粉症の改善に用いる「抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)」などは、喉をはじめとする粘膜を乾燥させる副作用があります。
こうした薬を服用している方は、とくにこまめな水分補給を忘れずにしましょう。
ただし、喉の潤いのための水分補給でコーヒーや緑茶を飲むのは、むしろ逆効果です。カフェインが含まれる飲み物は細胞を脱水させるためです。喉の保湿には「水」が望ましいです。
また、喉に違和感があるときに無理に声を出そうとして、「ささやき声(内緒話のような声)」を出すのは逆効果です。実は、ささやき声は普通に話すよりも声帯に強い負担をかけます。喉を休めるなら、完全に沈黙するか、お腹の力を使った腹式呼吸を意識して発声するのが基本です。
電子タバコは問題ないか?
もちろん、タバコは喉を傷める最大の原因です。
ビジネスパーソンの中には、紙巻きタバコから、電子タバコへ切り替えた方も多いでしょう。しかし、医師として強く警告したいのは、「電子タバコなら安全」という考えは致命的な誤解であるということです。
電子タバコの蒸気に含まれる「プロピレングリコール」や「グリセロール」といった保湿剤(湿潤剤)は、それ自体が喉の組織に対して有害であることが判明しています。蒸気に含まれる化学物質は、細胞を死なせたり、DNA(遺伝情報)を傷つけたりします。
また、電子タバコユーザーは鼻から煙を出す(鼻腔呼気)傾向が強く、これが従来のタバコには見られない鼻の奥(上咽頭)への特有のダメージを招くという研究結果も出ています。
“電子タバコには発がん性がない”という科学的証拠はありません。黒とは言えないが、黒に近いグレーであり、決して白ではないというのが医学界での考えです。
ビジネスパーソンも中高年にもなると、社会的責任が重くなるだけでなく、体の隠れたリスクが表面化する時期でもあります。「これくらいで病院に行くのは格好が悪い」という過信が取り返しのつかない事態を招き、大切な声と人生を奪ってしまうことさえあります。
少しでも違和感を覚えたら、受診を。それがあなたの「命」と「声」を守る唯一の道です。
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