オードリー若林正恭が休養も…放置してはいけない"喉の不調"――3週間続く声枯れに要注意。医師が教える自分の声を守るための"喉ケア術"

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私たちが当たり前のように出している声は、実は非常に繊細なメカニズムによって生み出されています。

声を出すのは喉頭という部分で、のどぼとけ(甲状軟骨)の中に、「声帯」と呼ばれる2本の滑らかな筋肉のヒダがあります。これはピアノやバイオリンの弦に相当し、振動して音を構成します。声を出すとき以外、この弦はV字型に開いており、そこが呼吸の通り道になっています。

声を出すときは、脳からの指令で左右の声帯は真ん中でぴったりと閉じます。肺から送り出された空気がそこを通り抜けることで、弦が弾かれるように声帯が振動し、音(声)が生まれるのです。

声帯を強く緊張させれば高い音が、弱めれば低い音となります。

男性の声帯は女性の声帯より大きく厚みがあるため、声が低くなります。思春期の始まりを告げる声変わりは、声帯が男性ホルモンによって変化することで起こります。

発声で起こる2大疾患

声を出すうえで重要なのが、声帯の表面を覆う粘膜の状態です。声帯が自由に、かつ滑らかに振動するためには、粘膜が適度に柔らかく、十分に潤っていることが大切です。

仕事で大きな声を出したり、スポーツ観戦で喉が枯れるまで応援したり、飲み会でカラオケをしたり……。さまざまなシチュエーションで、声帯に過度な物理的負荷をかけています。

声を出すことによる喉への負担が原因となって生じる2大疾患は、声帯ポリープと声帯結節(せいたいけっせつ)です。

■声帯ポリープ

どなり声を出すなどで声帯に急な負荷がかかり、粘膜に内出血が起きることをきっかけに作られます。これは、バイオリンの弦の上にゴミがダンゴ状に乗ったような状態です。重りがあるせいで弦がうまく震えず、音をうまく構成できない=声が枯れることになります。

■声帯結節

長期的に喉を酷使することで、声帯の擦れ合う部分が硬くなる病気です。言わば、喉にできた「ペンだこ」です。ペンだこが邪魔をして、左右の声帯がぴったり閉まらなくなるため、隙間から空気が漏れて、ハスキーボイスになります。

このほか、喉のケアを怠ることで声帯が乾燥し、感染症にかかって炎症を起こすこともあります。これが風邪に伴う喉頭炎です。

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