「配慮ありがたい」「ネタバレになる」と賛否両論に…ドラえもん「新作映画」で"異例の注意喚起"のワケ
そんななか、今回物議を醸したのは、映画ドラえもんの公式から発表された映画の内容に関する注意喚起だ。
「本映画には、海底火山の噴火、および海底火山による地震を描くシーンがございます。
ご鑑賞の際にはあらかじめご了承ください。」
という内容が、公式Xアカウントと公式HPにて発信されたのだ。
旧作を鑑賞しているからこそわかるのだが、新・海底鬼岩城ではストーリー上外せない展開として海底火山の噴火・地震が起こる。東日本大震災や能登半島地震など、地震の傷跡が多く残る日本において、トラウマを抱えている人は少なくないはずだ。たとえフィクションとはいえ、作中で地震やそれを彷彿とさせるシーンを突然見せるのは避けるべきなのだろう。
これまでも、新海誠監督作品の『すずめの戸締まり』をはじめとした映像作品でも、地震描写に関する注意喚起がおこなわれてきた。
しかし、こうした注意はネタバレと紙一重でもあるため、賛否を呼んだようで、SNS上では「事前にアナウンスして配慮してくれてありがたい」「フラッシュバックする人もいるから当然」という声の一方で、「事前にネタバレするのはどうなの?」「ここまで配慮しなきゃいけない理由がわからない」と、今回の注意喚起に首をかしげる人々の姿も見られる状況だ。
たしかに、注意喚起がダイレクトなネタバレになることは避けられないだろう。あくまでフィクションとして予備知識なしで鑑賞し、新鮮な気持ちで作品を楽しみたい人にとってネガティブに作用するのも理解できる。
ドラえもんオタクが感じた「もっと根本的な問題」
だが、この注意喚起の内容より、もっと根本的な問題があるはずだ。旧作を見ている人は共感してくれると思うのだが、そもそも海底鬼岩城には「地震より配慮が必要」なシーンがある。
筆者は年間50万円以上、ドラえもん関連に支出するようなドラえもんファンだ。そんな立場から言わせてもらうと「あ、配慮するのはそっちじゃないんだ」と思ったのが正直なところだった。



















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