「週5で習い事」の子がAI時代に真っ先に淘汰される怖い理由

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ここで、2つ目の科学的根拠を提示します。2025年に発表された「ルーズパーツ遊び」に関する調査研究です。「ルーズパーツ」とは、特定の遊び方が決まっていない素材のことです。例えば、木の枝、石、布の切れ、空き箱など、子どもが自分の想像力次第で何にでも変えられる素材を指します。

25の研究を分析したこの調査では、こうした『素材』を使って自由に遊ぶことと子どもの認知発達の間でポジティブな関連が確認されました。具体的には、創造性や発散的思考、収束的思考、問題解決能力、さらには学業スキル(読みや算数)において良好な発達との関連が確認されています。

大人が過剰に介入せず、不完全な素材で試行錯誤するプロセスこそが、子どもの脳を刺激し、AI時代に不可欠な『独創性』や、困難に直面した際に自ら解決策を模索する力を育むことにつながるのです。

親がすべきは「足し算」ではなく「引き算」と「定義」

もちろん、スポーツがやり抜く力を育むこともあれば、楽器演奏が脳の接続を強化することも事実です。

重要なのは「周りに遅れないように」という理由で、闇雲に予定を詰め込まないことです。親ができる最も価値ある貢献は、これまでの「足し算の教育」から卒業し、次の2つのアクションを実行することに尽きます。

① 「余白」を作る

まず、お子さんのスケジュールの中に、意図的に「自由時間(余白)」を確保してあげてください。それは「サボる時間」ではなく、脳が自己主導的に動き出すための「充電と試行錯誤の時間」です。子どもの持ち物を親が全てチェックし、忘れ物を先回りして防ぐような過干渉は、子どもの思考機会を奪うNG行動の代表格です。その「自由時間」に、子どもが「暇だ、何をして遊ぼうか」と悩み、自分で行動を決めさせることこそが自律性を育てます。

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