「母が娘とペンライトを振る」「悲鳴にも似た歓声」…2.5次元アイドルグループ《すとぷり》が東京ドームで生んだ"熱狂の正体"

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ライブは3部構成でした。序盤はお祭り感あふれる楽曲が続きます。巨大なフロートに乗ってドーム内をゆっくり進む演出はパレードそのもの。どこかディズニーランドを思わせます。ドーム後方の席からでも姿が見えるよう設計されていました。

中盤は、グループを越えたシャッフルユニットやゲーム企画、TOKYO MXとのコラボコーナーなどが展開され、まるでバラエティ番組の公開収録のようです。音楽ライブでありながら、“テレビ的”な親しみやすさを巧みに取り込んでいました。

終盤はソロ曲や代表曲、王道の応援ソングで畳みかけて、そしてアンコール。10分近く鳴り止まない「アンコール!」の声の真っすぐさは、昭和のアイドル文化を思い起こさせるものでした。

東京ドーム
観客が一体となってペンライトを振っていました。母と娘が共に参加しているような姿も見かけました(写真:STPR)

盛り上がりが最高潮になった2つの瞬間

客席の歓声が最高潮に達する瞬間もいくつかありました。

ひとつは、メンバー同士の絡みです。肩を組み、見つめ合い、じゃれ合う。ほんのりとBL的なニュアンスを帯びたボーイズグループあるあるとも言える場面に、会場は即座に反応します。観客が熱狂しているのは、楽曲だけではなく、関係性そのものなのです。

もうひとつは、声です。29人それぞれの声質が明確に違う。低音で包み込むタイプ、透明感ある高音、甘いささやき声。いわゆる“イケボ”のバリエーションが、そのままキャラクターの違いを形づくっています。姿を前面に出さないグループだからこそ、声の個性がより強く機能しているのかもしれません。

すとぷり
イケボのバリエーションも豊富でした(写真:STPR)
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