「すぐにキャパオーバーになる管理職」の盲点 難しい業務ほど部下に任せたほうがよい理由

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けれども、デザインセンスがある部下にお願いすると、短時間でいい感じのバナーをつくってくれます。

その部下にとってはデザイン=簡単な仕事なのです。

業務を手放すにあたり最初に認識してほしいのは、部下と自分は違うという事実です。

部下の特性を正しく理解し、得意な人に得意な業務を任せていけば、仕事はどんどん回っていきます。

バスケットボールにたとえるなら、自分はただパスを出しているだけなのに、次々とスリーポイントシュートが決まっていくようなイメージです。

ですから、自分が難しいと感じている業務こそ、得意な人にどんどん任せていけばよいのです。

むしろ、チームの生産性を上げたかったら、自分が難しいと感じる業務から積極的に任せるべきです。

やったことのない業務を任せる

苦手な業務だけでなく、やったことのない業務も部下に任せていきましょう。

リーダーの思い込みの1つに「自分がやったことのある業務でなければ、部下に任せてはいけない」というものがあります。

その思い込みは、いざというとき、自分がフォローしなければならないという責任感から生まれています。

たとえば、業務を任せた部下が育休などを取ったとき、リーダーがその業務を経験していればフォローができます。

部下がミスをしたときも、ミスに気づいて修正できます。

部下から質問を受けたとしても、業務内容を理解しているので、スムーズに答えられます。

だから、リーダーはやったことがある業務だけ任せるべき、という主張には一理あるのです。

いざというときにフォローしてくれるリーダーは、優しいリーダーといえます。

かつての筆者も、やったことがない業務を部下に任せることに心理的な抵抗を感じていました。

たとえば、会社に何か新しいツールを導入する場合、まずは筆者がマニュアルを読み込み、自分で使えるようになってから部下に使い方を教えるという順序で進めていました。

何の疑いも持たずに、まずは自分でやっていたのです。

そんなあるとき、私の認識を一変させる出来事が起こりました。

次ページ筆者の考え方を変えた、部下からの「ある提案」
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