「なまけ病」なんかじゃなかった…専門医が解説【朝起きられない子ども】が抱える"病の正体"と対策法

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小学生の5%、中学生の10%に「起立性調節障害」の子どもがいるという(写真:Ushico/PIXTA)
「なまけてないで早く起きなさい、学校に遅刻するわよ!」。毎朝のようにこんな小言が聞かれる家庭も多いのではないでしょうか。ですが、あわのこどもクリニック院長の面家健太郎氏によれば、こうした朝起きられない子どもには、ある病気が隠れている可能性があるそうです。
本稿では、周囲の理解がないために「なまけ病」などと見られがちな、朝起きられない子どもが抱える「起立性調節障害」の実態について、面家氏の著書『うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術』から一部を抜粋・編集する形で解説します。

思春期に多い「朝起きられない」

診察室で子どもたちを診ていると、小学校高学年から中学生、高校生くらいになると、「朝起きられなくて、学校に行けない」と訴える子が一定数出てきます。

そのような子どもたちは年々増加しており、症状もほぼ共通しています。

本人は朝起きようとがんばっているのに、起きられず、昼ごろになってから徐々に活動できるようになり、夕方になってようやく元気を取り戻します。そのため、午後の部活や塾、習いごとには参加できる子もいます。

夕方からはふつうに活動できるので、周囲から「サボっている」などと見られてしまうこともありますが、実際には「起立性調節障害(OD)」という病気が隠れていることがあるのです。

ODというのは、自律神経の働きに異常が生じて、血圧や心拍数の調節がうまくいかなくなることで、立ちくらみやめまい、動悸、失神などを引き起こす疾患です。

(イラスト:seesaw. 出所:『うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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