初任給や月給だけじゃ「ホントの給料」は測れない時代になった――「社員向け株式報酬」が日本企業に大切な3つの理由

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A社がさらなる成長が見込まれるなら、利益とPERが上昇することで株価はさらに上がり、トータルの報酬はそれ以上になることも期待できます。

株価を意識した経営を通じ株価上昇の実績を積み重ねている企業は、その事実自体を人材採用の武器として使うことができるわけです。これが3つ目のメリットです。目先の現金報酬に加え、株式報酬により成長性を含めた実質的なリターンをさらに高く示せる企業は、人材市場で高い競争力を持つことになります。

人材獲得力に企業間格差が定着する

つまり、株価を上げられる企業とそうでない企業では、人材獲得力に大きな差がついていくことになります。今後も人手不足が続く中で、この差は一時的なものではなく、企業間格差として定着していく可能性が高いともいえます。

中長期的に株価を上げ続け、その成果を社員と分かち合える会社かどうか。

株式市場だけではなく、労働市場も株価を意識する、そんな時代がそこまで迫っていると思えてなりません。

米村 吉隆 オーシーズパートナー株式会社(OOCZ Partner Inc.)代表取締役

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よねむら よしたか / Yoshitaka Yonemura

元・大和証券株式会社投資銀行部門法人部長。1977年生まれ。立教大学卒。ハーバード・ビジネススクール修了(PLD)。大和証券投資銀行部門にて18年間にわたり上場企業の資金調達やM&A、投資家・株主対応、コーポレートガバナンス改善など企業価値向上施策を支援。主なクライアントは自動車、電機、半導体などのグローバル製造業から、総合商社、ITまで多岐に及ぶ。インベストメント・バンキング・カバレッジ業務を統括する法人部長を務めたのち、2025年に独立しオーシーズパートナーを設立。「企業価値向上の主役は社員」を出発点に、中長期的株価上昇を目指した企業変革の伴走支援を展開する。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。

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