「株価上昇が日本の未来を明るくする」元・大和証券部長が考える「日経平均5万円時代」の本当の意味とは?

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株価上昇
株価上昇は国民一人ひとりを豊かにします(写真:NOBU/PIXTA)
日経平均株価が5万円を超えて安定的に推移しているが、この上昇相場がいつから始まったか、あなたは覚えているだろうか?
著書『東京カブストーリー』(当社刊)を上梓したばかりの米村吉隆氏は、大和証券に25年間勤務し、投資銀行部門・法人部長を経て独立に至るまで上場企業サイドの意思決定に深く関わってきた。そんな米村氏が指摘する、「5万円時代」が持つ意味とは?

17年続く株高

日経平均株価が5万円を超えて安定的に推移していますが、この上昇相場がいつから始まったか、ご存知ですか?

東京カブストーリー
『東京カブストーリー』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

答えは2008年です。リーマンショック後につけた最安値6994円を底値として、以降さまざまな紆余曲折はありながらも、振り返れば17年もの間、上昇し続けてきたことになります。この記事をお読みのあなたがお勤めの企業、あるいは取引先企業の株価も、当時に比べて大きく上昇しているケースが多いのではないでしょうか。

と、ここで素朴な疑問が浮かびます。

株価が上がると、なにが良いのでしょう?

現在、08年のようなどん底といった経済状況にはありませんが、物価高や国際情勢といった新たな不安要素には事欠きません。たしかに株価は上がって、一部の企業や投資家、資産家は潤っているのかもしれないけど、自分はそんなに株を持っていないし、賃金だって思ったほど上がっていない、果たしてなにがいいことなのやら。

そんな気持ち、ごもっともです。

ですが、断言します。

株価上昇は、確実にあなたの未来を明るくするのです。

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