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ライフ #ころばぬ先の知恵88

"老いるショック"の悲劇「トイレで死闘10分」の結末――樋口恵子さんが経験した「和式」の落とし穴。50代の膝痛を放置してはいけないワケ

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  • 樋口 恵子 東京家政大学名誉教授/NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」名誉理事長

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樋口さんが経験したトイレの悲劇とは(写真:skipinof/PIXTA)
人生後半は思いがけないことの連続。すぐに息が切れる、立ち上がるのもひと苦労、ころんで骨折……。加齢現象という未知との遭遇は、前向きに老いを迎え撃つ大冒険の始まりです。
介護や認知症、老後のお金など、年とともに増えるさまざまな不安は、笑ってはねのけましょう。高齢社会の専門家・樋口恵子さんの著書『増補版 老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』から、一部抜粋・編集してお届けします。

「古傷が痛む」は本当だった

あれはちょうど50を迎えた頃だったと思います。

2階に玄関がある友人の家を訪ね、帰ろうと思ったら、階段の電灯が切れて真っ暗でした。それなのにおっちょこちょいの私は、注意を怠り大勢の友人たちとおしゃべりに夢中。一段踏み外してしまいました。

右膝を強打し、まさに目から火が出る思い。しばらく動けませんでした。

翌日、病院で検査したところ、ちょっと骨に異常があるものの手術するほどではないとのこと。忙しさにかまけて、そのまま放置していました。

60代では、夫の入院中、慣れぬ雪かきをして左膝を捻挫。しばらく片足を引きずっていましたが、鍼治療でなんとか治りました。それが70歳を超えて再発しました。

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【50を過ぎたら「ころばぬ先の注意」】

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