定年後の自分探しを地方で見つける!  "お試し移住"を兼ねた働く旅「おてつたび」で人生の再スタートを切った人たち

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行き先(目的)についてはどう違うのか?

「リゾートバイトは文字どおり、リゾート地が中心ですが、おてつたびは私の出身地・三重県尾鷲(おわせ)市のような、まだ知られていない地域が多いのも特徴です」(永岡氏)

同社の調査では、8割以上の人が「『おてつたび』がなければその地域を訪れなかった」と回答したという。実際に体験すると「再訪したい」率も非常に高いそうだ。

有名観光地でなくても魅力はある

もともと「おてつたび」を立ち上げたのは、大学入学後に上京した永岡氏が、 “たいした特徴のない土地”だと思っていた故郷の良さを再認識したことがきっかけだ。地方が直面する人口減少や産業衰退の課題解決を目指して2018年7月に事業をスタートさせた。

「26年1月現在、ユーザー登録者数は9万3000人を超え、大学生や社会人、転職活動中の方、定年や早期退職者、子育て後の主婦、シニア世代といった幅広い方に参加いただいています。年齢不問の案件も多く、25年の参加者は4人に1人が50代以上となりました」(同)

全国47都道府県に受け入れ先があり、受け入れ事業者数も約2200に拡大。多いのは農業や旅館・ホテルといった業種だが、お祭り、酒造、雪かきといった地方ならではの内容(お手伝い)もある。

実際に体験した人はどう感じているのか?

神奈川県出身の平井寿氏(60歳)は、現在、「一般社団法人三原観光協会」(広島県三原市)に勤務する。肩書は専務理事。おてつたびで人生が大きく変わった1人だ。

平井寿氏は現在、移住先の三原観光協会に勤務する(写真:おてつたび)

「きっかけは、移住について友人に相談した際に『おてつたび』を教えてもらったことです。最初は「若者向けのサービスでは?」と抵抗感がありましたが、友人の後押しもあり、まずは登録してみました」(平井氏)

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