結婚相談所の仮交際は、同じ時期に複数の相手と会うことを前提とした仕組みだ。だからこそ、本人の意思とは関係なく、常に「比較」の中に置かれている。時間をかけて1人の相手と向き合い、少しずつ関係を育てていく自然な出会いとは、出発点からして違っている。
では、その比較の場で、人はどんな点を見ているのだろうか。 見ているのは、日常の何気ない振る舞いに関するものだ。
お互いどこを見ているか?
女性が男性をお断りする理由には、食事のマナーの悪さ、店員への接し方、デートの段取りや店選びを相手に丸投げする姿勢、愚痴や他人の悪口の多さ、身だしなみへの無関心、上から目線の発言などが挙げられる。
一方、男性が女性をお断りする理由としては、おごられて当然という態度、店選びへの不満、感謝の言葉がないこと、LINEの返信が曖昧で遅い、自慢話の多さといった声が多い。
注目したいのは、ここに年収や学歴の高さ、容姿のよさといったわかりやすい条件が、必ずしも“選ばれる”決定打として表れていない点だ。
結婚とは、これから何十年もの時間を、ともに暮らし、同じ日常を重ねていく営みだ。
相手や周囲への敬意を忘れず、感謝をきちんと言葉にできる人かどうか。疲れたとき、不安なときに、そっと寄り添ってくれる存在でいられるかどうか。
仮交際の期間に大切なのは、背伸びをした自己アピールではない。むしろ、ふだん通りのやり取りのなかで、自然ににじみ出る思いやりや優しさこそが、相手の心に静かに残り、「この人と前に進みたい」と、選ぶ決め手になっていくのではないか。
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