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「フェイクニュースじゃなくて?」戸惑いの声も多数…「ロッテリア」を全店転換の「ゼッテリア」が、《"マック超え"の脅威》となりうるワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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日本以外の国・地域においてスターバックスが苦戦しているが、その要因の1つとして、ファストフードチェーンがカフェメニューを展開し、価格とフードメニューで優位性を発揮しているという状況もある。

ハンバーガー事業とカフェ事業の相性は必ずしもよさそうには見えないが、食事の時間以外に、カフェメニューで顧客を取り込むことで、店舗と店舗スタッフを有効に稼働させることができるし、幅広い顧客層を取り込むことも可能になる。

その点で、ハンバーガー事業とカフェ事業は相互補完の関係にあると言えるだろう。

「マクドナルド」にも対抗しうる可能性

ちなみに、ゼンショーホールディングス傘下のすき家でもコーヒーやスイーツメニューを展開しており、好評を博しているが、店舗のつくりや業態から見て、カフェのようにゆっくり過ごすのは難しい。

ハンバーガー店で展開したほうが、店舗側にも顧客側にもメリットは大きいように思える。

さらに言えば、ゼンショーは25年3月期決算で売上高が1兆1366億円を達成し、国内の外食企業として初めて売上高が1兆円の大台を超えた超大手企業で、経営体力もある。

高品質・高価格化とカフェ市場の強化は、マクドナルドでもとられている戦略ではあるが、ゼンショーの外食産業のノウハウと経営体力をもってすれば、ハンバーガー業界のトップに君臨してきたマクドナルドにも十分に対抗しうる可能性がある。

日本の外食チェーンは、質、価格、サービスのあらゆる面で世界最高峰にあると言っていいが、ハンバーガー市場においても、今後、本家アメリカ以上に進化を遂げていきそうだ。

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