《50歳で東大合格》憧れ再燃で東大受験した主婦が息子を亡くした悲しみ越えて描く夢

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もともと計画していた海外旅行から帰国したタイミングである6月の末から本気で勉強を始めた安政さん。

8月の河合塾の東大入試オープンでは全体の40番台に入りますが、成績優秀者に名前が掲載されないよう前もって申し出ていたそうです。

「年とともに賢くなっていたので、目立っちゃうしプレッシャーがかかることは排除しようと思っていました。浪人しているときは周囲の人がみんな東大を受けることを知っていましたし、親も期待していましたからそれがプレッシャーになってしまいました。だから今回は親にはもちろん、ほんの数人にしか受験することは話していませんでした」

こうしてプレッシャーを排して東大受験に臨んだ安政さんは、センター試験で813/900点を確保。2次試験でも本番で力を発揮することができ、総合成績417/550点と、最低合格点から55点上回って東京大学の文科3類に無事、合格することができました。

東大の前で写真を撮る安政さん
無事東大生としてキャンパスライフを送った安政さん(写真:安政さん提供)

東大ではイタリア地中海研究コースを選択

安政さんに東大に再受験をして良かったことを聞いてみると、「決定的なマイナスが白紙に戻った」、頑張れた理由は「過去のマイナスの払拭と、ラテン語と古代ギリシア語の勉強がしたかったから」と語ってくれました。

「再受験をして受かったことで、『本番に弱い』という決定的なマイナスを払拭できました。これが原因で、ずっと自分に自信がなかったのですが、自分に合うやり方をすれば、本番で力を発揮できると思えたのはとても良かったです。受験に対して後悔を持たれている方は、もう1回チャンスがあれば、受験をクリアすることで自信を持った人生にできると思うので、挑戦するのは何歳からでも遅くないと思います」

東大に入ってからも成績が良かった安政さんは、進学振り分けで教養学部教養学科地域文化研究分科のイタリア地中海研究コースを選択し、勉強に励みます。在学中には『普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法』を上梓しました。

教養学部教養学科地域文化研究分科のイタリア地中海研究コースを選択しました(写真:安政さん提供)
在学中には留学も。各国からの留学生とストラスブールの欧州議会の会場を見学に行った時の一枚。(写真:安政さん提供)
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